しみの種類と特徴、その対処法・シミ抜き法

シミの種類を確認する

 

 

前述の通り、シミ抜きは、シミの性質に合ったそれぞれの落とし方をすることが重要です。そして、シミが拡大するのを防ぐために、シミ抜き作業は、シミの周辺から中心に向かって進めていきます。

 

特殊な服、例えば和服や毛皮などですが、そうした衣類は、自分で無理をせずに、費用がかかってもクリーニング店に任せるようにしましょう。

 

シミ抜きのコツは何と言っても、ついてしまったシミの種類を確認して、どの服(繊維)についたかを知る事が重要です。素材の確認をせずにシミ抜きをしてしまうと、かえって自体を悪化させてしまう可能性もあります。衣類の素材については、洗濯絵表示を見ることが一番確実です。しっかり確認しましょう。なぜなら要注意素材もあるからです。

 

例えばレーヨン素材です。レーヨン素材などは基本的に水洗いには適さない素材であり、染色耐久性が弱く、色が落ちやすいのです。そしてシルクもそうです。シルクはデリケートな素材で繊維に傷がつきやすいので、家庭でシミ抜きをするよりも、専門家に任せた方がいいのです。

 

また、アルカリ度を強めてシミ抜きをしたら、シミ抜終了後にシミ抜き剤を衣類に残さず中和させるために洗濯をしないといけません。従ってレーヨンのように水に弱く水洗い素材の場合は、その方法は適さないということです。シミが落ちても衣類が縮んだりしてしまっては、シミがとれても元も子もありません。シミ抜きをする時には、こうした点を踏まえるようにしてください。