しみの種類と特徴、その対処法・シミ抜き法

油を含むシミの落とし方

 

 

次は少々やっかいな油を含むシミのケースです。口紅、ファンデーション、ボールペン、チョコレートなどです。こうした油を含むシミの場合は、洗剤の原液、ベンジン、アルコールなどで落とすことになります。

 

用意するものは、洗濯絵表示に適合した洗剤、乾いたタオル、古い歯ブラシです。シミ抜きの手順ですが、まず乾いたタオルを何重(2~4つ)かに折り、敷いて、衣服のシミのついている側とタオルが接するようにします。

 

次に洗剤の原液少量を古歯ブラシにつけてたたく、もしくは軽くつまみ洗いします。洗剤液はシミの周囲から中心に向かってたらします。中心にたらしてしまうと、モワーっとシミが広がって輪ジミになるので禁止です。時々タオルの位置を変えてシミを吸いやすくします。こうしてシミの色がタオルにつかなくなるまでたたきます。

 

今度水でたたき、すすぐ際に輪ジミにならないよう境目をぼかしてください。水分はタオルで吸いとり自然乾燥させます。洗剤はあまり多くつけると、すすぎにくくなりますから、量には注意してください。

 

カレーやドレッシングのシミは手ごわいものです。この場合は、中性洗剤、古い歯ブラシ、衣料用漂白剤(酸素系)を使用します。中性洗剤をつけた歯ブラシでたたくのは同じですが、その後で衣料用漂白剤(酸素系)をつけてつけおきをするのがポイントです。牛乳の場合は、酵素配合の洗剤、衣料用漂白剤(酸素系)を使用します。