しみの種類と特徴、その対処法・シミ抜き法

その他のシミの落とし方

 

 

果物の汁(ぶどう、もも、バナナ、イチゴなど)もよく服につけてしまいます。この場合も牛乳と同様に、酵素配合の洗剤、衣料用漂白剤(酸素系)を使います。

 

手順としては、酵素配合の洗剤と衣料用漂白剤(酸素系)をいっしょに入れてつけおきします。その後、洗濯機で通常通りに洗ってください。

 

水性ペンキによるシミの場合は、中性洗剤を使いますが、ポイントは水性ペンキが乾かないうちに対処するということで、洗剤の原液でつまみ洗いをしてください。一度乾いてしまうとなかなかやっかいです。

 

化粧品の染み抜き方法には別バージョンもあります。準備するのは、ベンジン適量、タオル1枚、染み抜き棒1本です。染み抜き棒というのは、一握りのワタを割り箸に差し込んだ道具で、ワタ部分をガーゼで包んで、口を輪ゴムなどで固定してください。この染み抜き棒が優れもので、染み抜き作業でかなり役立ちます。古歯ブラシでもいいのですが、それの方が繊維を傷めてしまうことがあります。

 

さて、化粧品のシミというのは、そもそもその部分に触っていなければ、シミはまだ繊維の上に乗っている状態です。そこで、シミの表面を下にして染み抜きするのが特に有効です。

 

シミ部分にベンジンを付けて、シミの面を下にしてタオルに置き、先ほどの染み抜き棒で、シミの裏からガーゼ部分で叩き出します。徐々に場所を動かしながら行います。シミがまだ残るようなら、メイククレンジングをつけて揉み洗いしてください。最後に水でよくすすぎ、洗濯機で洗います。